第8回 ドライバーコンテストを開催

タカラ物流システム(株)、キリン物流(株)、アサヒロジ(株)共催 

於・クレフィール湖東 交通安全研究所(滋賀県東近江市平柳町)

 平成25年10月13日(日)、タカラ物流システム(株)・キリン物流(株)・アサヒロジ(株)3社合同主催による「第8回 大型ドライバーズ・コンテスト」が開催されました。

 好天に恵まれ爽やかな秋晴れの中、コンテストに57名のドライバーが参加し、スタッフ・来賓を含め総勢220名以上の出席を得て盛大な大会となりました。


 このコンテストは平成18年からスタートし、3社のドライバー及び協力運送会社のドライバーを対象に、安全運転意識ならびに運転・点検技能などの向上を目指して毎年開催されています。

 今年は、各社の呼びかけに応じて、27社から計57名のドライバーがエントリーしました。3班に分かれ、学科試験、点検実技、運転競技、フォークリフト実技の4種目にわたり、日頃の知識と技を競い合いました。 

 開会式では、まず、主催者を代表してキリン物流株式会社の小瀧正美社長が開会の挨拶を行い、全員にエールを送りました。

 

小瀧 われわれ自動車運送事業者を取り巻く環境は、関越でのバス事故以来、厳しくなっています。運行状況のチェックもより正確に厳格になり、この秋以降、違反をする事業者への処分も強化されるなど、本当に厳しい状況です。

 私達を取り巻く、こうした環境のなかで、安全の重要性と技術面の向上を目指して、競い合い学び合う場として、毎年このコンテストが行われています。年々盛大になってきているのは喜ばしい限りです。

 今年度は庭先における軽微な貨物事故などが多発しているという背景もあり、フォークリフトの競技を加えました。こうした開催の趣旨をご理解いただき、本大会では、品質の向上・意識の向上を図っていただきたいと考えています。私達の業務のあるべき姿を確認するよう頑張ってください。
 また、コンテストで何らかの「気づき」や「思い」を感じ取っていたくことがあれば、それを是非、日常業務に活かしていただきたいと思います。
 年末に向って、業務は繁忙期を迎えますが、ぜひ、この経験を安全運転・安全作業に反映させ頑張ってください。

 

 最後になりましたが、各社のご発展とご繁栄そして会場ご協力をいただいたクレフィール湖東の皆様のご健勝を祈念いたしまして、開会のご挨拶とさせていただきます。

その他の来賓として、

キリン物流(株)より

 取締役西日本支社長 西村 修氏

アサヒロジ(株)より

 代表取締役社長 丸山高見氏

 常務執行役員 苫谷 一男氏

当社からは 丸山利明常務執行役員が参加し、コースまで出て熱心に競技を観戦し、激励の言葉をかけられました。

 また、選手宣誓は、ケーエルサービス西日本㈱の辻喜一郎選手が行いました。

法改正ポイントが難しかった学科試験

 学科試験は、40分かけて50問(法令問題30問・車両構造10問・一般常識10問)にチャレンジしました。試験問題は、クレフィール湖東・交通安全研修所の作成によるものです。

 

 道路交通法の改正内容(交差点矢印信号)などは判断が難しかったようです。また、基本的な法令の勘違いで50点台の人もいました。全員の平均点は100点満点で68.3点、最高点は92点でした。

フォークリフト競技を新たに追加

 フォークリフト競技は、2.3mの幅に設定した狭路を曲がり、トラックの荷を卸して反対側のトラックに載せるものです。試験荷はビールケースのパレットを使用しました。狭路を曲がるときのハンドル操作、操作位置などを誤ると、狭路に接触して減点されます。動きながらのレバー操作など「ながら操作」なども減点対象です。
 また乗車前の日常点検や安全確認などもチェックされました。

点検競技には、三菱ふそうが協力

  三菱ふそうトラック・バス㈱からメカニックを含めて20人近くのスタッフが参加、審査員・補助等を担当し、問題作成から採点まで全面的に協力しました。      点検には、正確さとともに業務のなかでスピーディーに点検できるかをみるため、制限時間が設けられました。リズムよく実施できるかどうか日頃の実践ぶりが問われました。 

 最高点は96点という高得点の点検ぶりを見せたドライバーがいました。

乗務時のシートベルト着用チェックも重要

 運転実技には11トン車が使用され障害物が仕込まれた外周走行と、コース内に作成された狭路通過、パイロンスラローム、バック、プラットホーム付けなどを連続走行で行い、タイムやプラットホーム付けの距離とともに、安全運転ぶりをクレフィール湖東のインストラクターが採点しました。

 狭路通過後のパイロンスラロームは大変短い距離でのハンドル操作になるため、車両左後部のリアオーバーハングを十分に把握して操作しないと、パイロンポールに接触してしまいます。ここでポールに接触する車も少なくありませんでした。

 また、バックしてホーム付けに苦労する場面も見られました。運転実技の最高点は81点で、90点台の選手はいませんでしたが、皆、真剣に取り組んでいました。

 

 講評では、技術的な問題より、助手席シートベルト非着用を指導したドライバーが少なかったことが指摘されました。インストラクターは敢えて最初シートベルトを着用せずにドライバーの様子をチェックしていました。「気づいたのは数名でした。同乗者の着用も運転者の責任ですから気をつけてください」とのことでした。

3種総合では、水川厚さんが優勝

 コンテスト終了後にはデータ集計が行なわれた結果、3種総合では、最高得点者の水川厚さん(岡山スイキュウ株式会社)が260点を獲得して優勝しました(その他の上位入賞者は下の別表参照)。

 主催者側を代表して弊社の丸山執行役員から、上位入賞者10名に賞状ならびに賞品、副賞が渡されました。

 当社の協力会社として参加したドライバーも上位10位に2人が入るなど、皆さん健闘されました。

 

フォークリフト競技は山田貴章さんが優勝

 新たに設けられたフォークリフト競技の最高得点者は山田貴章さん(株式会社都々城運送)が100点満点の96点を獲得して優勝しました(上位3人は同点でしたが、「歳の功」で山田さんが優勝!)。

 

 弊社(ティービー㈱)の谷口豊さんも3位に入賞し(96点)、協力会社として参加したドライバーもふくめて上位10位に4人が入るなど、フォークリフト部門は非常に健闘しました。

  こちらも、主催者側を代表して弊社の丸山執行役員から、上位入賞者3名に賞状ならびに賞品、副賞が渡されました。


※表彰式の最後に受賞のあいさつをする水川さん(左)と山田さん

安全のプロとして会社のリーダになってほしい

 最後に、アサヒロジ(株)の苫谷執行役員が閉会の挨拶を行いました。

 

苫谷 本日のコンテストは、全体的な平均点数は必ずしもアップしなかったのですが、初めて参加する方が多く、評価点方法も変わったので仕方ない部分もあります。参加して学んだことが多かったことを評価したいと思います。
 なお、新たにフォークリフトの実技を加えたことは非常に有意義だったと思います。フォークリフトは死角が多く、確認の重要性が再確認できたのではないでしょうか?今後も実務に活かして、安全確認の徹底などを継続してください。

 

 物流事業は安全・品質についてますますハイレベルな水準が求められています。同業他社との差別化をすすめることが我々の存在価値となってきますので、増々の研鑽をお願いしたいと思います。

 コンテストを一つの機会として、安全のプロとして知識・技術・感性を高めて、会社のリーダードライバーとしてレベルアップを図っていただきたいと思います。

 最後に、ご出席の皆様のご繁栄と無事故・無災害を祈念いたしまして結びの言葉とさせていただきます。

 

【平成25年11月11日更新 取材・編集 シンク出版㈱

タカラ物流システム