ティービー㈱本社営業所の社員に対して運転者研修を実施しました2

■危険回避・日常点検の実技研修

1・危険回避
 危険回避研修は、時速40キロで走行し、前方信号の左側のランプが点けば右側に回避、右のランプが点けば左側に回避、3つ点灯すれば急停止します。ここでは、ほとんどの人が問題なく課題をクリアしていました。

 次に、前方のパイロンを5.5m近づけます。そうすると、判断して回避するまでの距離が短くなりますので、回避するのが難しくなりました。そこで次は、時速30キロに落として、再度チャレンジしたところ、余裕を持って回避することができました。


 この研修では、余裕を持って安全に回避するためには、まずスピードを落として走行することが大切であることを学びました。

2・日常点検

 日常点検研修では、各自が日頃行っている点検を実施して、インストラクターがチェックしていきました。


 まず、車両の下の水、オイル漏れをチェックした後、フロントパネルを開けて冷却水やエンジンオイルの液量のチェックを行い、灯火類のチェック、タイヤの点検、運転席に座って空気圧力の上がり具合などをチェックしました。


 また、キャビンを上げてファンベルトの張り具合のチェック等をした後、燃料切れを起こした際に行う空気抜きをするフライングポンプの扱い方などを学びました。

 

 点検は、日常業務でも行っていることもあり、慣れた様子でテキパキと実施していました。

■過去の重大・死亡災害事例から見るプロドライバーの心構え

 最後に、物流技術研究会の宮本会長が研修のまとめとして、過去の死亡災害事例からプロドライバーとしての心構えを説明していただきました。

 まず最初に取り上げたのは、配送センターでドライバーがバックしてきたフォークリフトに轢かれて死亡した事故でした。この事故で死亡したのは、まだ33歳の若いドライバーであり、結果的に将来のある若い命を奪ったことになりました。

 この他、関越自動車道でバスドライバーが居眠り運転をして側壁に衝突し7名が死亡した事故、高速道路で居眠り運転をして乗用車に追突して数台が炎上して2名が死亡した事故、ウイングを降ろさずに走行して工場のブリッジに衝突して工場施設を破壊した事故、バックするときに電柱に激突して倒して周辺を停電させた事故、キャビン内に落ちた物を拾おうとすてわき見をして田んぼに横転して環境問題に発展した事故、キャリアカーが踏切内に立ち往生して列車と衝突した事故を取り上げました。

 このなかで、強調されたのは、こうした重大・死亡事故を起こせば、ドライバー1人の責任だけでは済まないということです。当然会社の責任も問われ、莫大な損害賠償金を支払うことになり、下手をすると会社の存続も危うくなるということです。

 また、重大・死亡事故の現場では汗と血と涙が流れ、被害者はもちろんのこと、加害者もその後の人生設計を狂わせてしまいます。本当のプロドライバーとは、そういうことまで想像できる人のことであると締めくくり、研修会は無事に終了しました。

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