第18回パートナー会議─ 開会の挨拶

タカラ物流システム(株)

代表取締役 社長

 

上坂 良秋

 

 

 上坂良秋社長が物流パートナー会議の開会の挨拶をしました。

 まずもって申し上げたいのは、さる4月に発生いたしました熊本地震で大きな被害と多数の死傷者が出ておられます。

 私共の取引先で被災した方もおられます。地震で被害にあわれた皆様に、改めましてお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復旧をご祈念申し上げます。

 

 さて、皆様方におかれましては、本日は大変お忙しいなか、また遠方からも、弊社の物流パートナー会議にご出席をいただき誠に有り難うございます。
 

 このパートナー会議も第18回を迎えることができました。本日は、96社171名の方のご出席をいただき、企業トップの方も数多くご来席いただいておりますことは、ほんとうに有り難く存じますとともに、この会議の責任を強く感じている次第であります。

 さて、日本経済は一部大手企業の収益は増加しているようですが、昨年の後半から景気の雲行きは少し悪くなっているかなと感じています。

 一方で軽油価格が低く押さえられてきたのは、われわれ運送業界にとっては、久々に良い材料だったのではないかと考えています。 

輸送の効率化、再編を目指しています

 弊社の現況につきまして、ここで簡単にご報告させていただきます。

 

 まず、4年半の間取り組んで参りました水の宅配事業は、本業の物流事業がお陰さまで大変忙しくなってきたこともあり、本年2月末をもちまして撤退することになりました。皆様方には大変お世話になりましたことを厚く御礼申し上げます。

 水事業は、岡山県の両備ホールディングス様に事業譲渡して、引き継いでいただくことになりましたので今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

 昨年度、運送面では東北および関東方面のデポ分割、首都圏配送センターの移管など、パートナー企業の皆様方には大変お世話になりました。今後も、配送拠点の再編、効率化を進めて参りますので、どうか引き続きご協力をお願い申し上げます。

 車両面では、配送の効率化を図る目的で今年度からトレーラーを1台導入します。また、パートナー会社様との車両の年間契約もさらに進めていきたいと考えています。倉庫面では、昨年度は新たに八幡市に600坪の倉庫を借りて稼働を展開しています。

 お陰様で、弊社の27年度の売上高は前年比103%で過去最高の148億円を達成することができました。また、外販比率も45%を達成し、これも過去最高であり、皆様のご協力の賜物と感謝申し上げます。

 

 今期も、物流運送事業、流通加工事業などで外販比率を挙げるよう努力していきたいと考えています。また、昨年度から取り組んでいる新規事業のドライブレコーダーにつきましても、400台以上の販売をさせていただきました。

 導入していただいた企業様からは「成果が上がった」という声も頂いております。未導入の皆様もぜひ前向きにご検討いただきたく存じます。

 

 我々の運送業界は、ドライバー不足、車不足が急速に進行し、人件費アップ、高速料金の割引減少など厳しい経営環境となっています。まさに正念場・勝負どころととらえ、生き残りをかけて踏ん張っていきたいと考えております。 

安全対策を白紙に戻してゼロからのスタート

上坂良秋タカラ物流システム代表取締役社長

 本日の会議のテーマであります「安全・品質・環境」への取組みなくしては、我々運送事業の存続はできません。

 

 これらの活動の推進にかかる費用は、事業存続、そして社会的責任を果たしていくための運送事業者としての責務であると考えております。

 

 特に安全面に関して、厚生労働省のデータによりますと、昨年の陸上貨物

運送事業の労働災害による死者数は119名、負傷者数を含めると1万3711名で前年より減少していますが、フォークリフトの挟まれ事故や荷台からの転落などは、依然として多発しているということです。

 

 当社の事故状況につきましては、後ほど丸山常務執行役員の方から報告いたしますが、遺憾ながら、昨年度は事故が増加しております。労働災害も発生しており、改めて全社員に対して安全について再認識するようにと教育をしているところです。

 基本的な考え方としては、安全と効率でみれば効率ではなく安全を最優先していこうと再確認したところです。

 そして安全対策は現場の方の意見を汲み上げて対策をとっていかなければ実効性がないと感じています。また、意識だけではなかなかゼロにはできない面もありますので、物理的な面も併せて、両面から安全対策を進めて行かなくてはならないと思います。

 

 今期は、安全対策を白紙に戻して、ゼロからのスタートという意識で、現状をしっかり把握して対策を立て、取り組んでいきたいと考えております。

 

 なお、本日のセミナーとして、(株)インターリスク総研の治良丸樣から、「安全運転管理の重要性と管理・指導のポイント」というテーマで事故防止についてお話しいただく予定です。

 

 品質面でも後ほど報告がありますが、破損件数は減少したものの目標達成まで至っていません。また現場によって取組みにばらつきも見られます。今後もパートナー会社様と一緒になって考えていきたいと思っています。

 事例発表としては、(株)セイリョウライン様からの発表もお願いしています。

 

 本日の会議が有意義のものとなって、皆様のお役にたてればと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

タカラ物流システム