第18回パートナー会議──QC活動の紹介

ティービー(株) 本社

発表者 今畑 達彦

 

「再認識」~安全を持ち運べるまで

 

 本社2班と整備5班の合同QC活動として、当社の今畑から、「荷台への昇降りの安全な足場」の整備について発表しました

■安全な昇降用の足場を求めて

 急ピッチで進化をとげる乗用車に対して、お金を産むはずの貨物車の安全装備は遅れがちです。

 

 特に、ウイング車作業中の荷台からの登り降りには、安全な足場が施されておらず、想像を超えるケガや事故が発生しています。

 

 そこで、大手会社は安全な足場の設置を始めましたので、当社も既成品を購入して、活動前編として使用してみましたところ、

「金属製で非常に滑りやすい」

「直角で足場の確認ができない」

「降りる際に持ち手がない」

などの問題点が発見できました。

 転落事故の危険があるので、結局、このままでは現場では使用されないだろう、と考えられました。

 

 便利で、安全のために無くてはならない物にするために、一工夫してみました。

■ドライバーの要望に整備士が応える

  ドライバーの意見を聞き、

 「手すりになる取っ手をつけ」

 「げたを延長して階段の角度を緩やかにする」

──ことにより、階段の角度がゆるやかになり体重が掛けやすく上から見渡せるものなりました。

 そして、「足の当たり面全体にすべり止めを施し」安全に使えるものになりました。

 

 さらに、ドライバーと整備士の合同研究は今年で5回目になりますが、そのノウハウを活かして、いつでも何処でも使用できないか、1台に1個備え付られないか、といった要望に整備士が応えて、自社整備の強みを活かし、「楽に安全」「積込みも手軽」というもの目指しました。

■1台に1個ずつ備えつける工夫

 そうして「どこにでも安全を持ち運ぶ」足場が完成しました。

 

 車体の下に収納し、斜め収納のため遠心力にも耐え、外方向からバネ板で固定し収納状態を一目瞭然にしました。収納は押すだけ、取り出しは引くだけの手軽さで使用意欲を掻き立てるものです。

 

 社内で手作りすることで、6千円で安全な足場を設置することができるようになり、社内全車に取り付けることになりました。

 また、今回はQCグループ以外のドライバーにも意見を聞き、全社員の協力を得て活動できたことが非常によかったと考えています。

 

 いずれは、社外からのご要望にも応えたいと思います。 

 ご静聴、ありがとうございました。

 

(補足としてDVDの動画を上映しました)

 

(株) セイリョウライン 小牧営業所

発表者 赤坂 好幸

 

 社内情報共有サイト活用による

 効率化と社員教育


 

 続いて、(株)セイリョウラインの赤坂氏から「社内情報共有サイト」を活用した取組みについて発表が行われました。

 弊社は愛知県大府市に本社をおく運輸会社です。多岐に渡る貨物を「あふれる笑顔と、確かな物流品質で、お客様の心をつなぎます」という経営理念のもと、心を込めて運ばせて頂き、日々安全と物流品質の向上を目指しております。

 

 本日は、今年から本格的に稼働を始めております社内の情報共有サイトについてご説明させていただきます。

■正しい最新情報を知らないと効率が悪い

 弊社の荷主は多岐にわたり、荷物も1件1件違うだけでなく、軒先条件もバラバラです。

 配車から指示があっても、現場の情報が古いと配送先等で戸惑います。誰かが最新の正確な情報を持っているはずなのですが、それがわからないという事が多かったのです。

 

 私自身、初めての納品先でどこで受付手続きをしていいかわからず、色々聞いてやり方を知ったときには、3台も先を越され2時間のロスになりました。 

■情報共有サイトに集約

 そこで、昨年から社内情報共有サイトを立ち上げ、荷主様や配送先のルールなど、誰でも素早く閲覧できるようにしました。

 

 トップページから「お客様別のカルテ」を見れば、住所・名称・開門時間、現地へのマップ、ルート上のポイント、構内での駐車場所、受付のルール、積み込み時のパネル操作の方法、伝票のシステムなども正確にわかるようになっています。

 

 ドライバーはスムーズに受付を済ませて、効率的に業務を進行できますので、大変役に立っています。

■グループ活動で情報を収集

 これらのお客様情報を集めるのがグループ活動です。ヒヤリ・ハット体験や事故情報なども含めて得意先情報を吸い上げるようにしています。

 どんな些細な情報でもいいので、とにかく新しい情報をくださいと言って、お客様別にデータを蓄積しているのです。

 

 このような情報の共有化により、乗務員からは、

 「配車担当との連携がスムーズになりました」

 「シフト変更の際にも、わかりやすく即座に対応できるようになりました」

 「これだけの情報があれば、事故が起こせなくなりました」

 「事前情報がないときは不安で焦りましたが、焦らなくなりました」

など効率性がアップし、運転中は事故防止に集中できて、お客様にも迅速に対応できるという大きな効果があらわれています。 

■個人の知恵が会社の財産に

 情報共有サイトは、自分たちだけでなく、まだ見ぬ新人教育のためのものでもあります。自分たちの経験を次の世代に伝える「技術の伝達」という有効な手段だと考えています。

 

 個人の知恵・情報が会社の財産になり、全体のレベルアップへと結びついています。

 事故防止活動にも役立ち、人材育成につなげていこうと考えています。

 

 私達の最終目標は事故の撲滅です。これらの情報を元にして、一人ひとりの運転者が基本動作を繰り替えしていくことが大切だと考えています。

 ご静聴ありがとうございました。

タカラ物流システム